コミケお疲れ様でした。来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。差し入れもいただきました。おいしかったです、ありがとうございます。
平成手技図譜の新刊を3年ぶりに出すことができて嬉しかったです。3年とはずいぶん間が開いてしまいました。自分でも驚いています。3年前の冬といったら、まだゆうかりんがハロプロに在籍していた頃ではありませんか!3年の間に、スマイレージもずいぶん変わりました。2期メンバーが入り、全国のライブハウスを回り、名作ミュージカル『LILIUM』を演じ、平日の武道館を埋め、3期メンバーも入り、そしてスマイレージは消滅してアンなんちゃらという名前の新ユニットになりました。
時がたつのは早いものです。スマイレージだってねじ子だって、その間ずっとがむしゃらに毎日働いてきたと思います。それでも、私たちの大切なスマイレージは誰かに取り上げられてしまった。ねじ子は昨年末の俺コングランプリにおいて「スマイレージはあと3年踏ん張ることができれば状況は好転する」と書きましたが、彼女らを取り巻く状況はその3年を待ってはくれなかったようです。
我らが道重さゆみさんの遺した言葉「どんなに頑張ってもうまくいかないこともあるし、どんなに努力したって報われないことだってあります。だけど少しずつ前に進めるということに気が付くことができた」を胸に、森皆ねじ子’15も少しずつ前に進みたいと思っています。
次は夏のコミケに参加予定です。受かれば8/14です。1日目は初めてですが頑張ります。(2015/1/6)

平成医療手技図譜 ICU編 A5/116P/1000円
2014/12/30(火)コミックマーケット 東W-30b「ねじ子アマ」
なんと三年ぶりの手技の新刊です。嬉しいよう。今回のテーマはICU、日本語で言えば集中治療室です。
手術編にも救命救急編にも入れられなかった、かつ御要望が非常に多くて「いつかは書きたいなぁ」と思っていた人工呼吸器をついに書くことができました。感無量です。そして人工呼吸器はとても難しかった!知恵熱が出そうなほど本をたくさん読みました。この歳になっても勉強ができる機会があるってのは有難いですね。
そして最後の章には脳死と脳死判定と臓器移植について書きました。ICUにおける全力の治療と、全力の治療をした結果ICUで多く発生してしまう脳死は切っても切れない関係であり、大切な論点だと思ったのでこのような構成にしました。
目次:
・ICUってどんなとこ?
・輸血
・人工呼吸器
・脳死判定
さて、2013年から新刊が出るたびにねじ子は新刊をモーニング娘。新メンバーになぞらえてきました。一冊目(フクちゃん)は『ねじ子のヒミツ手技 2nd 改訂版』、二冊目(生田)は『ワナにはまらない微分積分』、そして三冊目(鞘師)は『ねじ子のぐっとくる体のみかた』、四冊目(香音ちゃん)は『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』、ここまで9期。2014年に入って飯窪さんが『ねじ子とパン太郎のモニター心電図』、あゆみんが『ドキッ!こういうのが死因なの?』および『人が病気で死ぬワケを考えてみた』にあたります。よってこの本は佐藤優樹ことまーちゃんです。誰がなんと言おうとまーちゃんです。やっと10期まで来ました。モーニング娘。には来年初頭から12期が入ります。ねじ子もまだまだ休んでいられないな。
2014年11月14日、一般向けの健康書として『人が病気で死ぬワケを考えてみた』という本を出すことになりました。主婦と生活社さんです。1000円に消費税がついて1080円です。タイトル通り、人がなぜ病気で死ぬのかを書きました。夏のコミケで出した『ドキッ!こういうのが死因なの?』に加筆修正したものです。

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①ワクチンと抗生物質が発見されるまでは人類の死因のほとんどを占めていた「感染症」
②現在の日本人の死因のトップである「がん」
③日本人の死因2位である心臓疾患と死因3位である脳血管疾患をひきおこす「生活習慣病」
この3つについて、それらがどう発生し、どう治療し、それでも治療が効かなくなって死んでいってしまうのかを、イラストと文章をまじえて描きました。病気なんてこの世に存在しないかのように暮らしている若い方々にも「ためになる雑学」として読めますし、今まさに必死に闘病している方やそのご家族にも、きちんと読んでいただける内容を目指しました。
当初は、私が看取っていった、がんで亡くなった患者さんたちのことを思って描いていました。2014年3月につんく♂さんが喉頭がんであると発表されてからは、勝手につんく♂さんのことを考えながら描いていました。そして2014年夏、エボラ出血熱がアウトブレイクをむかえ、にわかに「感染症」が注目トピックになっています。当初は「感染症のページ数がずいぶんかさばっちゃったけど、大丈夫かな。今どき感染症じゃあまり人は死なないし、読者さんもそんなに興味ないだろうな……」と思っていたのに、世の中わからんものです。
一般書を出すのは初めてなので少し緊張しています。うー、心臓がポクポクしてきた。あ、もちろんこれまで私の本を読んでくださっていた医療従事者の皆さんにも、勉強になるし楽しめる内容になってますので、ぜひご一読ください。
エボラ出血熱は本当に恐ろしい。私も怖い。おそらくいま世界中の医療従事者が内なる心の中で、エボラ出血熱への恐怖と戦っていると思う。
古来より、医療従事者は患者から病気をもらい、流行病で死ぬものだった。野口英世は黄熱病で死に、ダミアン神父はハンセン病で死んだ。感染症のリスクが高いからこそ、医療従事者には高い賃金と社会的地位が保証されていると言っても過言ではないと思う。それなのに、ねじ子はそんな危険をすっかり忘れていた。清潔な日本の、清潔な病院の中でぬくぬくと診療とかしちゃって、世界一健康で世界一安全な環境にいるかのような錯覚をしていた。「医者は患者から病気をもらって死ぬ」という基本的事実をすっかり忘れていたのである。
エボラ出血熱には今のところ治療法がない。ワクチンもない。進化したウィルスの潜伏期は21日と格段に長くなり、患者を完全に隔離するのがむずかしくなった。致死率は今のところ70%もある。アメリカですら医療従事者への二次感染を防げなかった。個人の権利とグローバリズムが発展した現代において、潜伏期の患者さんが日本に入ってくるのを止めることはできない(「隔離」は個人の権利を侵害してでも公共の福祉を優先するものであり、医者ではなく政治家が決めるべき範疇の仕事だ。そして多くの政治家がその判断をまだ保留にしている)。防護服など誰も着ていない普通の病院の外来に、体中がパンパンに腫れたアフリカ帰りの患者さんが無言で現れても、何の不思議もないし、何の文句も言えない。怖い。生命の根元的恐怖を感じる。ねじ子は医者という仕事の困難さについて、しばし考え込んでしまった。「私がエボラで死ぬのはしょうがないけど、家族にうつすのだけは耐えられないなぁ」とか、「子供だけは救ってあげたいなぁ」とか。
数日考えた結果、私はいつも通り医者の仕事をしている。そうするしかないのだと思う。アフリカ帰りの高熱の患者さんが突如私の目の前に現れて、防護服など着ていない私の体に盛大に血便をぶちまけたとしても、私は医者という仕事を愛しているし、結局のところこの世のすべてを愛している。(2014/11/07)
『人が病気で死ぬワケを考えてみた』という本が一般書で発売になります。2014年11月14日です。
詳細はこちらのエントリ参照。
ハレーションサマー/ココナッツ娘
Berryz工房version。子供が無理に背伸びしているミスマッチ感を楽しめる方にはオススメ。もちろん私は大好き。
というわけでコミケお疲れ様でした!!来てくださった皆さま、本当にありがとうございました!暑い中をいろんな方が来てくださったようで、恐縮しております。ねじ子は今日もBerryz工房の珠玉の夏曲を聴きながら仕事しています。
次は冬のコミケに参加予定です。12/30です。今年は大晦日じゃないよ!と、いうことは!ハロプロ楽曲大賞にも!ハロプロカウントダウンにも!い!け!る!ぞ!やったあ!今年の夏はコミケの締切のせいで夏のハロコンに参戦できず、結果Berryz工房活動停止の報告も鈴木香音ちゃんセンターの『一億三千万総ダイエット王国』も聴き逃し、モーニング娘。と℃-uteのめざましライブにも行けず、さらにJuice=Juiceの発売記念ミニライブにも一回も行けないというハロヲタにあるまじき醜態を晒してしまったので、冬はきっちりとオタク活動を充実させたいです。あ、違った。原稿を計画的に進めたいです。
2020年の東京オリンピック開催が決定したため、いつまでビックサイトでコミケが開催できるかわからなくなってしまいましたね。これからどうなるんだろう。少なくともビッグサイトでコミケが開かれている間はコミケに出続けたいと思っております。(2014/8/21)
8月17日(日)東2 T-25b ねじ子アマ
夏のコミケに出ます。
今回の新刊は『ドキッ!こういうのが死因なの』です。(116ページ、価格未定)

「人はなぜ病気で死ぬのか」について書きました。感染症・がん・生活習慣病の「3大死因」について、その原因や機序を「やや一般向け」に書いたものです。医学レクチャーみたいな感じかな?雑誌ではレクチャー的な記事はちょこちょこ書いてきましたが、本にまとめたのはは今回が初めてです。ほぼ全ページ手書きなので、紙面のノリは手技図譜に近いように思います。
実は今回は搬入部数が少なめです。というのも、今年度中に主婦と生活社さんから一般書籍化される可能性が高いからです。内容はほぼ同じ(の予定)ですので、同人誌を買えなくってもたぶんきっと大丈夫です。あ、でもこの表紙とこのタイトルは同人誌だけになる予感がします。えり~な可愛かったよなぁ、なんで急に辞めちゃったんだろう。
それでは皆様、熱中症に気をつけてまいりましょう。(ねじ子は当日はいない予定です)
既刊も少しですが持っていきます。商業誌化しちゃった同人誌をメンテナンスし続けるのには限界があるので、「商業誌化しちゃった同人誌」は在庫限りで販売終了とする方針です。
Berryz工房が来春をもって無期限活動停止というニュースを聞いて脳が無期限活動停止したねじ子です。こんにちは。夏のコミケの締切直前なのに、わたしはどうすることもできず、ただタワーレコードの嶺脇社長がTwitterで淡々と貼っているYoutubeの動画を順番に見ています。きっと社長も茫然自失状態なんだろうな。社長はさすがに趣味がいいですね、わたしのツボを突く動画ばかりです。あー、どうしよう。これは生きていけないわ。死んでいいかな?いや、だめだよね。
Berryz工房には、ずっとふざけていて欲しかった。いや、ずっとふざけていてくれていると思っていた。終身雇用が約束された公務員のように、福利厚生が充実した環境でゆるゆると活動し続けるものだと思ってた。そしてそれが唯一許される女性アイドルグループに、Berryz工房は成長していた。おこがましいけれど、我々ファンもそれだけの資金と環境を十分に与えているつもりだった。誰かが多少休んでも結婚しても妊娠しても、すべてを許容し、何かあればすぐに現場に駆けつけて全力でコールする屈強なファンを10年かけて作り上げたのだ。Berryz工房だけは、メンバーが変わらずとも永遠に続けることができると思っていた。その奇妙な安心感は、労働する少女たちの権利をないがしろにした昨今の女性アイドル界へのアンチテーゼにもなっていた。危険をかえりみずに握手をさせられ、服を脱がされ、ネットで罵詈雑言を浴びせられ、恋愛するという当然の権利を迫害され、精神をもちくずせばやすやすとクビになり、薄給で消費されて消えていく女工哀史のような存在ではなく、少女たちもきちんと成長して歌と踊りを安定して届けるプロ集団になりうると、Berryz工房は証明していた。それなのに。

あー。とりあえず活動停止の理由も、メンバーの今後も全然わからないので、次報を待つしかないよね。待てるかな。続報が来るまで死んでていいかな?いや、だめだよね。わかってるよ。でもさ、『Berryz工房なしでは生きていけない』って自分たちで散々言っておいて、Berryz工房がいなくなったらわたしたちどう生きていけばいいのよ。困ったな。『2004年3月3日 8人の幼い魔女達が、一生解けない魔法をかけた』んだよね?魔法かかっちゃってるよ、わたし。誰か解いてくれるっていうのよ。あなたたちにしか解けない魔法なんだよ。頼むから最後のコンサートは希望者全員が入れる大きい会場でやってくださいね。お願いよ。(2014/8/3)
夏のコミケに出ます。手技ではありませんが、たぶん何か新刊があるはず。
8月17日(日)東2 T-25b ねじ子アマ
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