ねじ子のLINEスタンプが発売されています

森皆ねじ子 ヒミツの原画展 2009年10月10日(土)~11月8日(日)

なーんとなんと、三省堂書店神保町本店の5階メディカルブックセンターにて、原画展を!!やっております!うひょー!こんなヘボい絵の人間がそんなことやっていいのか!しかも神保町の三省堂っ て、ねじ子高校生の頃から何十回も足を運んでる超巨大素敵書店様じゃないっすか!!非常に畏れ多い! 三省堂書店の皆様がいろんな企画をやって、盛り上げてくださっています。ねじ子感涙。企画も見るものも盛りだくさんで、マジ楽しいので、是非一度足を運ん でみてください!

詳しくはこちらへどうそ→三 省堂さんのブログ 企画の一例を挙げますと…。

  • ねじ子の原画を見ながら医療手技クイズにチャレンジ、素敵な景品をもらっちゃいましょう!
  • 対象商品(マンガでわかる微分積分、ねじ子のヒミツ手技、ねじ子とあんしんマッチング)を買った方に素敵なプレゼント!
  • ねじ子が実際に使ってる医療グッズや画材を展示してるよ!
  • パンダきゅん&うさぎたん&ねじ子の「消しゴムはんこ」押し放題!
  • ポスターも書き下ろしたよ!頑張った!
  • ねじ子渾身の実録よんこま冊子「NEJIMAN。」を作りました。全10ページで す。棚にぶら下がっているので、みんな忘れずに立ち読みしていってね!!

ネットで本を買うのもいいけれど、本屋さんで実際に本を手に取って、内容をいろいろ吟味するのは楽しいですよネ。平積みの中に思わぬ良書を見つけた り、全く畑違いのジャンルの中から実は自分にぴったりの本を見つけたり。そういう体験は本屋さんならではです。三省堂書店神保町本店のメディカルブックセ ンターは東京で一、二を争う品揃えな上に、座って本を選べるスペースもあり、医学書を選ぶにはうってつけです。もちろん他のジャンルの本も完璧に揃ってい ます。さらに神保町という街自体、本好きにとっては何時間いても飽きない、巨大な本のワンダーランドです。原画を見た後は、本の森の中でゆっくりと時を過 ごしてみるのはいかがでしょうか?

2008年・俺コンランキング

2008年・俺コンランキング

2008年・俺コンランキングはこれだ!!

※俺コンランキングとは2008年に見たり聞いたりしたものの中から勝手に自分内でランキングを付けたもの。独断と偏見に満ちている。しかも必ずしも2008年に発表されたものではなかったりもする。

2008年俺コンランキング・TV番組編。

第一位 ゴッドタン
テレビ東京の 深夜バラエティ。ローカルですみません。今、日本で一番面白いバラエティ番組だと思う。おぎやはぎも、劇団ひとりも、バナナマンも天才だね。数ある他民法 ゴールデンのどんなネタ見せ番組よりも、100倍作り込んだバラエティ番組だ。芸人がマジな歌(自分で作詞作曲)を披露し、それを聞いて審査員が笑って牛 乳を吹いたら演奏終了(もちろん狙いは牛乳を吹かせることなのだが、芸人本人達の望みは「あくまで最後まで歌を聴かせたいシンガーソングライター」という スタンス)の企画「芸人マジ歌選手権」はお勧め企画だ。自作ソングの勢いおよび、突拍子もなさ、歌詞の馬鹿馬鹿しさ、自意識のはみ出たシンガーソングライ ターへの揶揄は必見。キス我慢選手権・様々な方法で暗記を邪魔する「芸能界ストイック暗記王」・M女選手権など、他のどの企画も、それで一本の帯番組が作 れそうなくらいの面白さだ。くだらなくも勢いがある。ローソンからDVDも出てるので、暇で暇でしょうがない方は是非見てみて欲しい。

第二位 仮面ライダーキバ
二年連続・井上大先生脚本作品から。初めて平成ライダーをきちんと見た。とても興味深かった。最近のライダーは1シリーズの中にも仮面ライダーがたくさん いて、しかもそのライダー同士が戦ったりするんですぜ、大将。正直最初はどうなることかと思うトロトロ展開な上、現在と過去(親世代)が交差して展開し、 どちらも先が読めないという難解なストーリー仕立てに「お子さま達は完全に置いてけぼりを食らっているのでは?」「暗すぎる。これでは玩具もろくに売れな いだろう」「前時間帯番組・炎神戦体ゴーオンジャーのカラッとしたわかりやすい明るさを見習えよ」などと思っていたのだが、現代クイーンとキングが出てき てから途端に面白くなった。過去の親父と同じ危険(敵種族のクイーンと恋に落ちる)を冒してしまう主人公は、その呪縛から逃れることができるのか?ライ ダーだというのにあまりにやる気のない「引きこもり主人公の自分探し」でしかない戦いと、やる気にあふれる個性的な周囲の人間の対比も、現代のヒーローら しく良いと思う。(まぁ最近のライダーはずっと「ヘタレ主人公の成長物語」らしいけど。)バックトゥーザフューチャーぽいラストも、「過去と現在が交差す る」というキバの作品性に合っていて、良いオチだった。

第三位 復活したヤッターマン、第四位 銀魂、第五位 鹿男あおによし でした。

2008年俺コンランキング・音楽編。

第一位 タッキーの「愛・革命」
ミュージックステーションにて「まだこの曲は未完成です」と言いながらソロで登場したタッキー。Mステでジャニーズの子達が、出所のわからないその場限り のソロ曲を突然歌うのはよくあることなので、今回もそのうちの一環なんだろうと大して気にもとめずに眺めていた。しかしタッキーは違った。全身白のスーツ で、イントロからいきなりの語り。しかもマジ語り。しかもその内容が「女と男のLOVEと書いて革命と読みます。」読まない。絶対に、読まない。私は一気 に目を釘付けにされた。意味が分からないが、女を先に持ってくるところが何ともジャニーズ流だ。無駄に荘厳な(最大級の誉め言葉)演奏の中「そして、革命 時代…」と語り、一呼吸溜めた後、なおも真顔で語り出すタッキー。そのポエムがすごい。歌詞を書くといろいろ面倒くさそうなので詳しくはググッて欲しい が、一言一句、さっぱり意味が分からない。どうやったらこんな言葉が出てくるんだ?天才だろ。そしてクラシックの「革命」をアレンジした曲が始まる(それ 自体はよく使われているアイディアである。Berryz工房のジリリキテルとか)。踊り狂うタッキーおよび、ジュニアの皆さん。そしてタッキー、おもむろ にタクトを取り出し指揮を始める。なぜ。しかもその指揮が直立不同で堅く、微妙に下手な所がまたいい。タクトを持ったまま、矢に射られた聖セバスチャンの ような決めポーズで締め。すごい。何がすごいって、「作詞作曲・滝沢秀明」ってところがすごい。この壮絶なまでの気障を「上から無理矢理やらされている」 のだったら「あぁ可哀想だな、恥ずかしいだろうな」と心の底から同情するところだが、自らの発案とは。あぁむしろタッキーはノリノリに違いない、いや、そ うであってくれ。しかも冒頭の発言曰く「未完成」だと!これは完全版の完成が強く待たれるところだ。完成したら是非またテレビに出て欲しい。CDも出して 欲しい。その際には絶対に絶対に!冒頭の語りを外すとかいう、センスのないことだけはすんなよ!!…と、ジャニーズ事務所に熱烈ファンメールを書こうと 思っていたところだ(結局CD出ましたね、語り付きで。良かった良かった)。いやぁタキ翼は、その潜在能力に対して妙にはじけきれていない感があるのを常 々寂しく思っていたのだが、それは仕方のないことだったんだな。翼君の翼では、タッキーの上り詰めているこの高みには、到底ついていけないよ。翼君の翼、 折れちゃう。それは翼君が悪いんじゃなくて、常人の及ぶ気障さの範囲をタッキーは易々と飛び越え、余人が簡単に追求することなど出来ない「遙かな高み」 に、あの若さにして辿り着いてしまっているからだ。
ちなみにタッキー、ジャニーズ年越しライブにて、さらなる完成版を引っさげて我々の前に再びやってきてくれた。年越しライブなのに、なぜかタッキーだけ東京ドー ムじゃなくて、劇場からの中継で。どんなびっくりを我々に仕掛けてくれるのかしら!とワクワクして見ていたら、…飛んだね。ワイヤーで。イカロスの様な ポーズで。しかも水が噴射しまくる中を、斜めに切りながら飛び回るタッキー。びしょぬれ。正真正銘の「水も滴るいい男」。ねじ子正月の初笑いは完全にタッ キーに持って行かれたね。どんなお笑い番組よりも面白い。なぜなら、思いもかけない方向性のベクトルで一人飛び出している上に、そのメーターが誰も追いつ けないほどに振り切れてるから。しかも真剣と書いてマジだから。日本の歌謡曲の懐の広さを思い知ったねじ子であった。

第二位 (よみがえりし者からの)ブランニュー青学
テニスの王子様ミュージカルの曲から。相変わらず良曲ばかりで何よりだった。比嘉公園と氷帝公園を今年とカウントすると、こんな感じかと。ねじ子内テニ ミュランキング2008・1位(よみがえりし者→)ブランニュー青学、2位シンクロ、3位バイキングホーン、4位せっかち、5位The TOP でした。
今更だけれども、テニミュの四天宝寺編(4A)も見てきたぜー!四期青学は歌が上達していた、特に菊丸。カツゼツも随分と良くなっていた、特に菊丸。四 天王寺も皆、歌が上手(白石以外)。特記すべきは金太郎役の人だ。歌もダンスも上手だし、自由奔放なキャラを表現しきっていた。金太郎なんて原作では「あ まり人気のでなかったショボいキャラ」かのような印象だったのに、四天王寺で完全にセンターを晴れるだけの魅力的なキャラクターに仕上がっていた。一球対 決の演出も見事であった。ちなみに一番見所のある試合は、何故か「お笑いテニス」だった。小春が芸達者な玄人なんだ。群衆の中にいても、一人奇妙なクネク ネダンスで目を奪われる。
歌も演出も脚本も、昔のテニミュを思い出す、原点回帰の作品だと思う。学校ごとの校歌、1年トリオによる上質なイントロ、幕明け後の青学・他校・ゲストによる三重唱、 試合している本人以外(ゲスト含む)による無駄に壮大な(これまた最大級の誉め言葉)応援歌を試合中に歌い上げる、狂言回し役のfuturing校による アドリブ、日本刀の代わりにラケットを振り回す殺陣のような、無駄にかっこいい決めポーズ。そしてエンディングのFGKS。正直、前回の氷帝学園(全国) 編は、原作の内容が充実しすぎているゆえか、消化不良でやや駆け足の印象であった。キャストのあまりの多さに、観客であるこちら側が対応しきれていなかっ たこともあると思う。対して四天王寺編の原作は、「108式」「客席まで吹っ飛ばされ全身打撲のタカさん」「それを片手で受け止める阿久津」以外、完全に 忘れてしまったような(失礼)内容だったのだが、ミュージカルでは演出・脚本の上手さによって、圧倒的に面白く仕上がっていた。原作では正直笑えなかった ギャグも、ことごとく笑えた(千手観音とか)。原作より面白い、とさえ思った。パンフレットで許斐大先生が「この四天王寺編はミュージカルに対する挑戦状 のつもりで描いていた」とおっしゃっていたが、その挑戦は、見事に果たされたのではないだろうか。

第三位 リズム天国ゴールド「ウラオモテ」
今年のハロプロは面白くなかったなぁ。ハロプロができて以来、ハロプロが最も面白くない一年だった。寂しい。新しい展開もないし、テレビでハロプロの女の 子達ほとんど見られないし(里田矢口以外)曲も面白いものが少なくて、とても残念だ。あんなに優秀な素材を集めているのに、実にもったいない。今年のねじ 子内ハロプロランキングは1位リゾナントブルー、2位パパンケーキ、3位恋愛ライダー、4位雨の降らない星では愛せないだろう?、5位こんにちぱ(これは 正確には2007年か)。
ちなみにリズム天国ゴールドはリズムゲームとして最高に画期的だった上に、良曲ばかりだった。やはりつんくは天才である。モーニング娘。を作ってからとい うもの、私の浅はかな判断(例・オーディション時点での道重&久住の歌唱力は「正直落とすべきレベルだろ」と思っていた、等)を長期的に見れば完全に覆し てくれるような、類い希なる先見の明をもって、ことごとく正解を出すつんくを見ては「あぁつんくは天才だなぁ」と、もう100回は認識しているのだが。リ ズム天国ゴールドはつんくの天才ぶりを再々々々々々認識させられる素晴らしい作品だった。リゾナントブルーのつんく仮歌バージョンも最高だった。つんくが 歌うハロプロ曲デモ集を出してくれたら、一万円でも買うのになぁ。正直、最近のハロプロの面白くなさはつんくのせいではないんだろうなぁーと、素人考えな がら思う。

第4位 perfume アルバム「GAME」
作り込んだ良質な音楽と、斬新でアイディア溢れるダンスがあれば、口パクであろうとなんであろうと、ステージでアイドルは見事に光り輝くんだね。そんな ことを改めて認識した今年のperfumeの快進撃だった。どんなに人気者になってもアキハバラブからのファンは切り捨てない方が良いと思う。ちなみにね じ子の好みのタイプは当然のようにあ~ちゃんだ。(2009.4.10)

The Who at Budokan!!

ザ・フーが武道館にやってきた!ヤーヤーヤー!積年の夢だね!本当はキースとジョンのいるザフーが死ぬほど見たかったけど、死んじゃったものはしょうがないよね!そんな贅沢を言っちゃいけないよね!ていうか、その頃もし日本に来てくれていたとしても、私まだガキんちょでザフーのザの字も知らなかったしね!

人は死ぬものである。非常に寂しいことだが。芸術と言われるものたちは、例えそれを生み出した人達がいなくなったとしても、カタチをあまり変えずに 残っていく。デジタル化により、個人のレベルで作品を寸分違わぬカタチで残していくことも可能になった。しかし、人は死んでしまう。だから、見に行けると きに!見に行っておかないといけないんだな、と思う。「フレディのいないクイーンを見たくない」と言う人は多かったが、それでも、ブライアンとロジャーが まだこの世に存在してくれて、しかも日本に来てくれるのだから、私はそれを見たいと思った。それと同じように。ザフーだって、ロジャーとピートがまだ元気 でいてくれるのだから、そしてようやっと日本でツアーをしてくれるのだから。見に行くしかないだろう。

ロジャーもピートも、オッサンを通り越して、おじいちゃんだった。そりゃそうだ。私の親父世代だもんな。思春期の焦燥感の中で繰り返し見たDVD 「Kids are all right」の中の彼ら──腕を風車のように回しながら、衝動そのままにギターをぶっ壊すピート、マイクをぶんぶんと回すロ ジャー──とは、確かに違う。しかし、彼らの音楽への誠実さは、おじいちゃんになっても、全く衰えていなかった。ロジャーの声も、ピートの演奏も、年齢を 考えれば全く、劣化していない方だと言える。あれだけの演奏をする体力と気力を維持していることにも、感動した。何より熱いハートを持っていた、そしてそ れが武道館の端まで伝わった。ちなみに、死んでしまったジョンとキースの代わりである、ベースとドラムも、とても上手で、何よりザ・フーらしかった。ほん の少しの寂しさを感じた点があるとすれば、あの!あの無頼派代表のピートでさえも!!自分の息子をギタリストとしてツアーに帯同していることくらいか。い や、子供は誰にとってもこの世の何より愛おしいものだ。いやー、でも。世襲制って、この世の何よりも強固なものなんだね。

会場は40~50代と思われるロック好きオッサン(しかも一人来場率高し)だらけだったが、誰もが若者のように拳を振り上げ、跳びはね、これまで日 本に来てくれなかった鬱憤を晴らしているかのようであった。小太りだけどモッズだったり、パーマのかかったロン毛+サングラス+黒Tシャツだったり、今時なかなか見れないようなロックおっさん達がたくさんいて、元ロック少年なのであろう、スーツ姿のお一人様サラリーマンもたくさんいて。彼らが一斉に拳を振り上げ汗を飛び散らして弾ける姿は、とても美しく映った。(2008.11.19)

冬コミ落ちた…

冬のコミケ、抽選洩れしました…。こんなに空しくてやりきれない、そしてぶつける当てのないモヤモ ヤとした心持ちになったのは、久しぶりです。世の中には自分の意志ではどうにもならないことが、たくさんありますね。そんなことよく知っているはずなの に、いざ自分の身に降りかかると、信じられない、信じたくない気持ちでいっぱいです。

あー、でもいいもん!久しぶりにお買い物だけの目的で!有明に行くもん!普段は自分のスペース(三 日目)のために必死でペン入れしたり、違うレイヤに誤爆したり、きかん坊のプリンターと格闘したり、死んだ様な目で500枚はあるコピー用紙を黙々と二つ 折りしたり、一週間ぶりに風呂に入ったら消しカスと指に付いたインクとトーンくずが湯船にプカプカ浮いて来るのをジッと眺めたりするのに忙しかったので全然行ける気配のなかった、一日目とか!二日目とかに!行っちゃうもん!!女の子たちがいっぱいいっぱい、うじゃうじゃいる日に参加してお買い物三昧しちゃうもん!女の子のためのえっちな本とか、いーっぱいいっぱい買っちゃうんだもん!!

……とか強がって、良かった探しをしてみても。空しい。出るのは溜息ばかりです。

というわけで、イベントでしか販売していないにも関わらずイベントにも参加できないじゃん!という状況になったので、(いや、もともと準備してたのですが)通信販売を開始する事にしました。以下参照ください。(2008.11.10)

NURSE SENKA 2008/8

ナースさん向け専門誌「NURSE SENKA」 さんで、お仕事させていただきました!

7/12発売の「ナース専科」8月号カラー特集ページ「マンガで 解説!BLS/ACLS完全マスター」にて、ACLSを担当しています。学術的な雑誌でのお仕事は久しぶりです。活字もいっぱい書きました よ!良いものができたと思いますので、興味のある方は是非見て下さい!

なお、紙面の雰囲気とは全く異なるので特に記載しませんでしたが、今回のHeavy Rotation BGM はPOARO『16in1』と、「ミュージカル テニスの王子様 More Than Limit 聖ルドルフ学院」より『Depend on me』『充電完了』でした。

歩行者天国はもう復活しないのかな

秋葉原中央通りの交差点に、ジュースをもって手を合わせに行った。殺されたのは私だったかもしれない。あそこの交差点を通ったことのある人だったら、誰もがそう思っただろう。

私が無事だったのは、たまたまその時間は家でテレビ東京を見ていたから、ただそれだけにすぎない。日曜の昼は、視聴率が1%を切っても打ち切られる気配もなく絶賛放送中の ハロモニ@を見るのが私の日課だったから。ただそれだけだ。もしあの時あの交差点にいたら、私は職業使命感を元に、車に轢かれた人を助けようと道路へ飛び 出していただろう。そして、刺されていただろう。ひょっとしたら人命を助けたヒロインになっていたかもしれないが、それ以上に高い確率で、被害者になって いた予感がする。現場の映像を見ると(その手管から)通りがかりの医療関係者と思われる人たちが必死に救命処置をやっているのが見て取れた。犯人が近くに いるかもしれないパニック状態での救命活動は、私の想像するよりもずっとずっと凄惨であっただろう。心からの尊敬と敬意を表したい。

このニュースを初めて聞いた時に私の頭に浮かんだのは、池袋サンシャインで数年前に起きた無差別殺人事件だった。あれも通り魔で、池袋を選んだ理由は「そこが人が多いことを知っていたから」そして「東京で 行ったことがある、有名な街だったから」という程度のものだった。今回は、そうやって選ばれた街が秋葉原だったのだ。犯人はその前に渋谷を通っているにも かかわらず、秋葉原が選ばれた。秋葉原は有名になりすぎたのかもしれない。有名にさせられすぎた、と言うべきか。秋葉原自体は大して変わっていないのだ が、何者かに無駄に持ち上げられすぎたせいで、周囲の状況が変わってしまった。

「貧困や不公平感、孤独や疎外感に苦しむものは、歴史を変える戦いに参加することで、惨めな人生の一発逆転を図るのだ。これは右翼・左翼を問わず、 全てのテロリストの本当の動機である。」町山智浩さんが「映画の見方がわかる本」で言っていた。戦争が実感として感じられず、守りたいほどの熱い宗教観も (多くの人は)持っていない日本において、自分の鬱屈した思いをぶつけ、もっとも安易に自分の置かれている疎外感から一発逆転を図る(彼の言い方を借りれ ば「ワイドショー独占」するような、有名人になる)方法が、話題の街・アキバでの無差別殺人というテロだったわけだ。安易で馬鹿で迷惑な話である。こっち はどんなに疎外されても、孤独でも、変態性欲だの二次元コンプレックスだの言われても、ワーキングプアでも、毎日必死に「健全な社会人」の面の皮をかぶっ て細々と生きているというのに。マジで迷惑だ。犯人をオタクだと決めつける報道も一部に見受けられたが、あんなのを仲間とは絶対に認めない。むしろ敵であ る。そもそも本物のオタクなら、掲示板に三次元女性への執着など書くヒマがあったら「長門もみくるも俺の嫁ぇええええええええええええええええ」とか書い てるはずだと、個人的には思う。

社会人としてお金稼ぐのも、家事をするのも、生きていくのも大変だけど、アニメやらフィギュアやら人形やらハロプロやらジャンプやらテニミュやらを 見ている間だけは、世知辛い世の中のしがらみを忘れて、ひとときの夢の国に行ける。夢の国だってことも現実逃避だってことも、わかってる。だけどその瞬間 さえあれば、前向きに生きていける。月曜日から土曜日(人によっては金曜日)の戦場を生きのびる糧を手に入れるために、日曜日の買い出しに秋葉原へ来てい るんだよ、みんな。ねじ子はそう思ってる。さながらそれは、第二次世界大戦中、週に一度の配給日に遠い街の配給所まで電車にゆられて食料を取りに行く日本 国民のようなものだ。正直、テロリストの標的にされるような良い思いをしているとは、到底思えないのだけれど。まぁでもそんな道理を、殺人者に求めるだけ 無駄なんだろうな。道理が通じる人間なら、無差別殺人なんて選択肢には辿り着かないもの。

献花台は来る日も来る日も花でいっぱいだった。みんな、この街を、この街が内包する文化を、愛しているのだと思った。(2008.6.25)

ポアロ頑張れ

二次元も三次元も大好きで本当に申し訳ない、難あり乙女のねじ子です。こんにちは!あー、でももう乙女を名乗るにはとっくにキツい年齢ですけど。

それはさておき、ニコニコ動画で菊丸タグを絨毯爆撃していたら、とてつもなく素敵な男性ボーカルグループを見つけました。その名はポアロ。男性二人組です。歌詞担当が伊福部崇さん、作曲と歌唱担当が鷲崎健さん。

まず歌詞が全力でふざけていて素晴らしいです。オタクの人達のための歌として、こんなに真摯な歌を歌う人達を私は見たことがありません。オタクならば男女問わず非常に共感できる歌詞です。そのオタクっぷりを紹介するために、「Once Upom A Time in AKIHABARA」の歌詞の一部(ラップ部分)を御紹介しましょう。

「メッセサンオーに到着 エロゲー物色 辺りを見回す
グッと来る奴買って帰ったら焼いて すぐまたそいつ売りに来よう
だけどそう思って まだ封も開けてないでそのままにしてるゲーム
部屋ん中 そこら中に散乱して10本以上たまってる」

これほどまでに主義・主張・言いたいことに溢れたラップが、日本にこれまであったでしょうか?私がこれまで人生で聞いた日本語ラップの中で、最も価値のあるリリックスだと断言してもかまいません。日本語ラップと言えば、(レコード会社あたりの自主規制なのかもしれませんが)家族への感謝だの平和だの同世代との友情だの、道徳の授業より清潔な自己啓発ワードか、俺様の歌サイコー♪俺達イケてる♪要チェキしときな♪みたいな、正直どこがサイコーでどこがイケてるのかさっぱりわからない自画自賛ソングしか(少なくともメジャーには)出てこないっすからねぇ。革新的ラップソング「俺ら東京さ行ぐだ」を30年も前に日本中に流行らせた吉幾三大先生の爪の垢を煎じる作業でもしていろと言いたいです。まぁ、かくいうポアロもアニメイトの限定販売で、メジャーとは言い難いんですけどね…。

ねじ子お勧めはここら辺です。是非御視聴あれ。

「プレイボーイの悲劇」
オタク女に惚れてしまったプレイボーイのおはなし。菊丸先輩は3年6組ですYO!

「2D or not 2D」
ちょっとオタクだけどあまり趣味が合わない現実の女に惚れてしまった、ガチオタク男性のおはなし。ギャルゲーやってもダブるという、その気持ちはよくわかる。

「萌えてたまるか!」
「THE☆わかっているオタク」を自称するオタク男のところに、血の繋がらない猫耳の妹が突然やってきたおはなし。なんだかんだ言って定番に弱い、駄目な私達。

「ブルコンのテーマ」
「ブルコン」というのは18禁PCゲーム『すくみず 〜フェチ☆になるもんっ!〜』の劇中に登場するスクール水着専門店、らしい。はいそこの貴女、引かないようにー。どーどー。その店内BGMとして作成された曲。はじめこそ はスクール水着に関係した歌詞なのだが、5分くらいからスク水に全く関係ない、ただのカオスでオタクなパロディ歌詞になっていく。AメロとBメロの繰り返 しメロディもキャッチーかつ麻薬的中毒性があり、秀逸。

ちなみに歌唱力もムカつくほど、無駄なほど高いっす。さっそくアニメイトまでお出掛けして、ベストアルバム「16in1」買いました。あー、ブレイクして欲しいな!無理っぽいけど!(2008/5/8)

「少女革命ウテナ」の完全リマスターDVD-BOX

「少女革命ウテナ」の完全リマスターDVD-BOX

テニスの王子様ミュージカルDVDを物色しに行ったアニメイトにて、とんでもないPOPを見つけた。なーんとなんと、ようやっと、世紀の超絶大傑作アニメ「少女革命ウテナ」の完全リマスターDVD-BOXが 出るんですってよ!かしら、かしら、ご存じかしら!?ようやっとまともなDVDが出るぅううう!ここまで長かったよ!エヴァはその間にすでに2回目のリマ スターDVD出してるっていうのに!カウボーイビバップなんて、通常版とクリスマス色々版とリマスター版を出した上にそろそろブルーレイでも出そうか な!ってな勢いだっていうのに!その商法、正直どうかと思うけど!「ガイナもサンライズも、決算期で厳しいのか?」とかゲスなこと疑っちゃうよネ!

まぁでも、今回はちょっとその商法とは違う。6年ほど前に発売されたウテナのDVDは、DVDメディア黎明期ということもあり、非常に 画質が悪かった。一枚のメディアに5本も詰め込んだせいもある。発売当時「(すでに発売されていた)LDよりひどい画質」と言われるほど、酷かった。ケー スも、現在多く見かけるトールケースではなく、CDケースと同じサイズだった。レンタルでもあまり見かけず、正直あまり流通量も多くなかったように思う。 当然のようにねじ子は全部持っていて、すでに20回ほどリピートしているけどね!ちなみに、サントラCD-BOXも完全リマスターして発売するらしい。サ ントラがこれまた、アニメ界に他に類を見ない程の最高作品なんだ。しかしすでに絶版で入手困難。不肖ねじ子は、こちらのCDはコンプまであと2枚という状 況です。最近プレミアがついてしまって入手が難しく、困っていたのだった。

というわけで、どちらもほぼ全部持っているにも関わらず買う気満々である。いいカモだ。「DVDは全部持ってるんでしょ?CDだってだ いたい持ってるじゃない。買う必要ないでしょ?」などと、良識ある大人のふりをした夫が横で言っているのが聞こえる。しかし、彼は何か勘違いをしている。 私はこれを「購入する」ことに関してなど、1ミクロンも悩んではいない。むしろ、「何組買わなくてはいけないのか」に ついて、真剣に悩んでいるところだ。各店舗の初回予約特典をコンプするためには、一体何セット買わなければいけないのだろうか?とりあえずアニメイトとア マゾンとディスクユニオンの予約特典の詳細について、情報収集のために先日秋葉原と池袋の市場調査をしてきたが、まだどこにも書かれていないようだ。今後の情報収集を怠ってはならないと、兜の尾を締め直したところである。油断大敵だ。あぁ今の私は、ネギどころか豆腐と昆布と鰹節を抱えて、自分でコンロと鍋まで持ち込んで人家に飛び込む鴨のようなものだな。(2008/4/21)

ちょっと岡村ちゃん

ちょっとちょっと岡村ちゃん覚醒剤で再々々逮捕とか、どういうこと。うわーん。もう、バカバカバカーっ。三回目のお勤めって、それ相当長く食らうよね?あーあ。このばかああああああああ。

まぁ、それはさておき、少し落ち着いて考えますと、覚醒剤中毒は本当に繰り返す方が多いです。悲しいほど多い。「覚醒剤やめますか?それとも人間やめます か?」というCMにもあるように、辞めなければ、体が死ぬか、精神が死ぬか、金が尽きるか(いや、そこまで行くと金が尽きても泥棒してでも打つんだけど) するだけです。本気で辞める気がないのなら、死ぬまでそれを繰り返す、本当にただそれだけ。他の道などありません。そして悲しいかな、「辞める気なんかな いよ」「クスリやって何が悪いの?」と、いけしゃあしゃあと言う患者さんが多いのも、これまた事実です。それがもう一生戻れなくなる道だとも知らず に。(いやそれとも岡村ちゃんの場合、知っていて滅びの道を進もうとしてるのか?)正直、私にはよくわかりません。

そんなことよりも、私はまだまだ、岡村ちゃんには輝くような能力があると思うし、人の心を打つ作品が作れる方だと思う、それなのにぃぃぃいいい!!新作も すげぇ良かったのにぃ!!クスリなんかで、その才能も作品も、無にして欲しくないんだよ!!この間のライブ最高だったのに!これじゃDVDも出ないじゃん か!ふがふが!!

今度は本気で、治してくれる気になって欲しい。マジで。頼みます。(2008/2/6

マンガでわかる微分積分

マンガでわかる微分積分

ねじ子がイラスト描いた本が出ます!数学の本です!
『マンガでわかる微分積分』

文章はメダカカレッジさん制作。私はイラストを担当しております。大学受験時のことを思い出しつつ、渾身のマンガを描きました。

「呪文や暗号のような公式」「なんの役に立つのかわからないまま、いやいや勉強させられた」と、微分積分、いや数学全体にマイナスイメージがありま せんか?そんな貴方にこそ、ぜひ読んでください。微分積分の入門書としてかなりわかりやすく、かつ可愛らしい本になっています。覚えるのではなく、理解す ること。それこそが重要です。

高校3年生数学レベル(数Ⅲ)を勉強したい方、今さら微分積分をやり直したい方、ちょっと数学に興味がある方はぜひどーぞ。つーかマジ自信作です。数学の本なので多分あんまり売れないけど。商業誌なので本屋さんで買ってね。

この本の制作がものすごい押したせいで、救命救急編の制作が大幅に割を食ったのは内緒です。