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同人誌『平成医療手技図譜』と商業誌の関係 まとめ

平成も終わるので、ねじ子の発行同人誌『平成医療手技図譜』の一覧を作ってみました。

  • 針モノ編

 平成医療手技図譜【針モノ編】

  • 管モノ編

 平成医療手技図譜【管モノ編】

 こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson』です。

  • 救命救急編

 平成医療手技図譜【救命救急】

  • 夜間外来編

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こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 2nd Lesson』です。

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  • 診察編

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こちらを商業誌化したものが『ねじ子のぐっとくる体のみかた』です。

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  • 神経編

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こちらを商業誌化したものが『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』です。

さらに、

  • 手術編 と 手術編改

 平成医療手技図譜【手術編】ope_mk2

  • ICU編

ICU

こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 #(シャープ)』です。

 

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さらにまだ商業誌化されていないのが以下のふたつです。

  • 精神編

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  • 心療内科編

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こちらも商業誌化の予定です。現在進行中。

全部一枚の画像にまとめるとこうなります。

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 平成最後のコミケなので、次の冬コミには全種類を少しずつ持ち込みできたらいいな。コンプリート勢の皆さまの要望により添えるようにしたい。(2018/10/3)

 

『平成医療手技図譜 心療内科編』

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平成医療手技図譜 心療内科編 A5/148P/1000円

2017/12/31 コミックマーケット 東5 パ29-b「ねじ子アマ」

2016年5月に出した『平成医療手技図譜 精神編』の続編です。基本的には、前回の本を読んでから読んでください。もちろん、この本単独でも読めます。

 病気というものはすべからく「重い病気から」考えます。心の病においても、それは例外ではありません。精神科の病気を重い順にあげると、統合失調症 → 躁うつ病(双極性障害) → うつ病(気分障害) →その他、という順番になります。前冊『平成医療手技図譜 精神編』では、重症度の高い3つの病気(統合失調症・躁うつ病・うつ病)を取り上げました。今回は、その続き。つまりこの三つ「以外の」心の病気がテーマです。以前は「神経症」と言われていたジャンルですね。「死ぬか死なないか」という基準で重症・軽症を考えるならば、本書の疾患は「軽症」が主体になります。

しかし、本人または周囲が「どれだけ困るか」という指標では、むしろ前作より本作の疾患の方が厄介かもしれません。心の病気はそれがどんなものであれ、本人またはご家族にとって、非常につらく苦しい病となります。とくに精神科では、本人や周囲が「どれだけ困っているか」も、病気への対応を考えるうえで重要な要素になるのです。

そんなお話を、疾患ごとに書きました。強迫性障害、パニック障害、摂食障害、発達障害(自閉症スペクトラムやADHD)、アルコール依存症あたりのお話が中心です。

ページ数が思った以上にかさんでしまって、148Pになりました。でもお値段据え置き1000円です。通して読むのが難しかったら、興味ある病気だけでも、休み休み、かいつまんで読んでほしいな。「あー、こんな人、いるいる」「いや、ひょっとして私のことかも?」という気持ちになること、うけあいです。私も書いていて何度も何度もそう感じました。(2017/12/26)

平成医療手技図譜 【精神編】

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平成医療手技図譜 精神編 A5/116P/1000円

2016/5/5コミティア116 さ18a「ねじ子アマ」

平成医療手技図譜、9冊目のテーマは精神科です。手技図譜と銘打っていますが、今回は「手」の技のお話はほどんどありません。言動や行動がおかしいと感じる患者さんが目の前に現れたとき、医者は頭の中でどう考え、行動し、診断していくのかについて書きました。どちらかというと「脳」の技の解説ですね。

精神の病気はいっぱいあります。そもそも、目の前にいる患者さんが病気なのか?正常の範囲内なのか?を考えるのが、精神科診療の第一歩です。国際的な診断基準であるDSM-5やICD-10の本を見れば、精神疾患の定義がすべて網羅されています。診断に必要な項目も、バッチリ全部書いてある。でも、それらすべてを丸暗記することはできませんよね。どうしても「重みづけ」が必要になってくる。では、どうやって「重み付け」をすればいいのか。

現場で必要なのはいつだって「重い病気の順番に考える」ことです。重症を見逃してはいけない。今すぐ死んでしまいそう(精神科の場合は自殺してしまいそう)な人を、おうちに帰してはいけない。これはどんな診療科でも同じです。精神科だって例外ではないはずだ!という視点に立って、私はこの本を書きました。今までにない本が作れたと自負しています。

目次:
・心の病って、なに?
・Sの世界
・躁うつの世界
・Dの世界

今回はページ数の関係で、精神疾患を(重症度の順に)統合失調症・躁うつ病・うつ病の3つだけ取り上げました。残りの精神疾患は続編の『心療内科編』でカバーしたいです。早ければ冬のコミケで出せるといいなぁ。あ、でも今年の冬はポケットモンスターの完全新作サン・ムーンが出るのか。むむむ……。むねん。(曹操の声で)(2016.5.3)

平成医療手技図譜 【ICU編】

ICU

平成医療手技図譜 ICU編 A5/116P/1000円

2014/12/30(火)コミックマーケット 東W-30b「ねじ子アマ」

なんと三年ぶりの手技の新刊です。嬉しいよう。今回のテーマはICU、日本語で言えば集中治療室です。

手術編にも救命救急編にも入れられなかった、かつ御要望が非常に多くて「いつかは書きたいなぁ」と思っていた人工呼吸器をついに書くことができました。感無量です。そして人工呼吸器はとても難しかった!知恵熱が出そうなほど本をたくさん読みました。この歳になっても勉強ができる機会があるってのは有難いですね。

そして最後の章には脳死と脳死判定と臓器移植について書きました。ICUにおける全力の治療と、全力の治療をした結果ICUで多く発生してしまう脳死は切っても切れない関係であり、大切な論点だと思ったのでこのような構成にしました。

目次:
・ICUってどんなとこ?
・輸血
・人工呼吸器
・脳死判定

さて、2013年から新刊が出るたびにねじ子は新刊をモーニング娘。新メンバーになぞらえてきました。一冊目(フクちゃん)は『ねじ子のヒミツ手技 2nd 改訂版』、二冊目(生田)は『ワナにはまらない微分積分』、そして三冊目(鞘師)は『ねじ子のぐっとくる体のみかた』、四冊目(香音ちゃん)は『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』、ここまで9期。2014年に入って飯窪さんが『ねじ子とパン太郎のモニター心電図』、あゆみんが『ドキッ!こういうのが死因なの?』および『人が病気で死ぬワケを考えてみた』にあたります。よってこの本は佐藤優樹ことまーちゃんです。誰がなんと言おうとまーちゃんです。やっと10期まで来ました。モーニング娘。には来年初頭から12期が入ります。ねじ子もまだまだ休んでいられないな。

旧版の誤植情報

平成医療手技図譜【針モノ編】 第2版
平成医療手技図譜【管モノ編】 第1版
平成医療手技図譜【救命救急】 第1版

までの誤植はPDFを参照して下さい。それ以降では訂正されています。

救命救急編第1版では「徐」と「除」を間違えまくっています。ごめんなさい。don’t think! feel!

誤植情報

皮膚科の先生の名前が間違ってます!