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医師兼漫画家 森皆ねじ子

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ねじ子とパン太郎のモニター心電図 発売中

『ねじ子とパン太郎のモニター心電図』が2014年3月23日に発売になりました。

『初心者のためのモニター心電図』を大幅に改訂したものです。前作『初心者のためのモニター心電図』はイラスト提供のみでしたが、今回はそこそこ文章も書いて、絵も描いて、編集にも参加したので、共著扱いになっています。基本的にはナースさんのための、白衣のポケットに入れて持ち歩く本です。

ねじ子オススメは「心筋梗塞の部位診断」のところです。他の本にはない内容になっていると思います。心筋梗塞が起こったときに、心電図を見て「心臓のどこらへんが死んでいるか?」、さらに発展して「では心臓の血管のどこらへんがつまったのだろうか?」を考えるために必要なイメージをたくさん盛り込みました。本書は基本的にナースさんのための本だと述べましたが、PART 1の「心電図のおおざっぱな読み方」およびPART 3の「心筋梗塞部位診断」は、医学生や研修医にも十分役立つ内容になっていると思います。

内容変更にあわせてタイトルも変わりました。不肖ねじ子も嬉々として企画会議にタイトル案を出しまくりました。『ミニマムモニター心電図(略してミニモニ)』、『プッチモニター心電図(略してプッチモニ)』、『ハロー!モニター心電図(略してハロモニ)』、『ドキッ!こういうのがモニター心電図なの?』、『一億三千万総モニター心電図王国』の計5つ。もちろんすべて軽く一蹴され、シンプルかつ無難でわかりやすい『ねじ子とパン太郎のモニター心電図』というタイトルに落ち着いています。世の中って世知辛いですな。いや、これが普通なのか。こういうタイトルが平気で通るハロプロの企画会議がどうかしているのか。アバンギャルドでうらやましい。

装丁・デザインは、小さい本に付箋を貼ったイメージを目指しました。付箋に貼ってある番号をたどって読めば、ゲームブックのように様々なストーリー分岐を楽しむことができます。もちろん頭から順に読んでいってもかまいません。とっても可愛い装丁をして下さったデザイナーの宮内佑さんに感謝です。