商業の本の告知です!
初めての文庫本が出ます。2023/8/28発売です!
『ねじ子の 人が病気で死ぬワケを考えてみた 』(王様文庫)
2014年発刊の医療学習イラスト本『人が病気で死ぬワケを考えてみた』(主婦と生活社)の文庫化となります。
※ちなみに主婦生さんの本は同人誌『ドキッ!こういうのが死因なの?』を元に作りました。
新型コロナウィルス流行にあわせて、感染症の章に新型コロナウィルス感染症についての解説を加筆しました。「新型コロナウィルスでなぜ人は死ぬのか」「どうしてコロナは根絶させられなかったのか」「コロナウィルスのこれまでの歴史」など、20ページくらい書き下ろししています。
というわけで中身はこんな感じです。とても読みやすい。
感染症の最後にコロナを追記したことで、感染症の章がとても綺麗にまとまりました。2014年当時はCOVIDー19は発生していませんし、そんなつもりもなかったのですが、まるで当時書いた内容がばら撒かれた伏線のように機能して、最後のコロナの項で「きれいにオチがついた!」と思える章立てになりました。偶然です。でも自分でも嬉しかった!
その他にも、HIVの最新情勢や新しいワクチン、生活習慣病の基準など、時代に合わせた加筆と修正をたくさんおこなっています。みんな読んでね。
ちなみに 主婦と生活社さまの版はこちらです → 『人が病気で死ぬワケを考えてみた』
前回の本を見たことがある方も、ぜひご覧ください!(2023/08/21)
久々に、マンガと文章の本を作りました。
『現着!QQQ ー病院に着く前にー』という本です。
★ 2018冬コミ 新刊
『現着!QQQ ー病院に着く前にー』
96ページ 1000円
現着は「げんちゃく」と読みます。「現場に到着」という意味です。QQQは「救急のクイズ」がベースですが、なにか同じものが3つ揃うと特別なできごとが起こるような気がしませんか?そんな感じです。
119番が鳴り、救急車が呼ばれ、救急隊が現場に着いてから病院に着くまでの間。短いようで、当事者には永遠のように長く感じられる、あの時間。その間に必死に頭を働かせて考えること。そんな内容をクイズにしました。
もともとは、救命救急士さん・救急隊員さん向け実務情報雑誌『プレホスピタル・ケア』2011年8月号~2014年2月号にて連載した原稿です。今回加筆修正をし、第1話から9話までをまとめました。実は半分くらいしか入らなかったので、どこかでもう一冊出す予定です。
救命救急士の秋山くんと、その幼なじみで特撮オタクの外科医・辻先生による掛け合い医療マンガをお楽しみください。先生によるクイズののちに、解答編となる会話文が続きます。
何を言ってるかよくわかんないと思うので、以下にサンプルをのせます。
収録内容はざっとこんな感じです。
(目次自体がクイズの答えのヒントになってしまうので、順番は本編と変えています)
・高所からの転落
・頭部外傷
・夜間の呼吸困難
・女性の腹痛
・指の切断
・吐血
・熱傷
・おもちの窒息
・動いていく皮疹
・熱中症
・酔っぱらいへの対処 etc
救命救急士さん向けの連載であったこともあり、搬送時の判断に迷う症例を多めに扱っています。救急車が呼ばれた現場で、救命救急士さんたちは救命作業を行いつつ、重症度にあわせてどの病院に搬送するかを決めています。これはたいへんな作業です。現場でできる検査なんてほとんどないし、状況は刻々と変わるし、患者さんやご家族にやいやい言われることもあるし、カメラを構える無責任で邪魔な野次馬も多いし。短い時間の中で、むずかしい判断を日々迫られています。頭が下がります。そんなみなさんの助けに少しでもなれればと思いつつ、本をまとめました。事故や急病に居合わせた一般の皆さんの病院選びの判断の助けにもなると思います。ちなみに私は久しぶりに特撮ネタがたくさん描けて楽しかったです。(2018/12/30)
ひさしぶりに商業誌が出ます。『ねじ子のヒミツ手技#(シャープ)』です。2018/10/3発売です。
今回の本では、手術やICUで行われている手技を紹介します。ナースさんのみならず、医者向けの内容も増えてきます。よってタイトルにも、従来の『ヒミツ手技』より少しだけ上級者向け、という意味を込めて#(シャープ)と付けました。半音高いってことです。でも、決してむずかしい内容ではありません。
元ネタはもちろん、ハロ-!プロジェクトの知られざる名ユニット「タンポポ#」です。往年の名ユニット「タンポポ」の期間限定後継ユニットで、「アンブレラ」という名曲を生み出しましています。メンバーは岡井ちゃん、熊井ちゃん、光井ちゃん、亀井ちゃん。名字にすべて「井」の字が入る4人で構成されています。だから「タンポポ#」。シャープじゃなくて、井戸の井。洒落がきいてる!さすがはつんく♂さん!
もくじ
- 清潔と不潔の概念
- ガウンテクニック
- 手術器具の名前
- 糸結び
- 器械縫合
- 包帯交換
- ICUってどんなとこ?
- 輸血
- 人工呼吸器
- 脳死判定
ちなみに、この本は同人誌『平成医療手技図譜 手術編 改』と『平成医療手技図譜 ICU編』をまとめて若干の加筆を加えたものになります。当時描ききれなかった「ガスボンベの色にまつわるトラブル」「ジャクソンリースバッグ」「抜管」「抜管後の酸素マスク管理」を書き足しました。加筆部分を見たい方は、そこらへんだけ読んでね。
帯は『パナケイアの手』でお世話になった松本救助先生に書いてもらいました!うれしい!かわいい!やったあ!松本先生ありがとうございます!私の本にいつもと違う新しい風が吹いている!ぴゅー!
2018年10月3日発売です。あー、うー、ドキドキしてきた。