馬鹿ばかしさの真っ只中で犬死にしないための方法
東京で自分と自分の子供を守るためにはどうしたらいいか、毎日ギリギリの判断をしています。ICUで患者さんを見守っている時のように。刻々と変わる状況の中、平時に比べればかなり最低な選択肢ばかりの中から、せめて最善と思われる一手を探す。その決断を、新しいデータが出るたびに繰り返す。かかっているのは自分と、子供の健康。ICUの患者さんには、死亡もしくは退院という「終わり」が必ず来るけれども、今回は「終わり」が見えませんね。たぶん、数ヶ月から数年は続くことでしょう。あー、疲れた。
医者の中にも「救急に向いている人」と「向いていない人」がいるように、この危機的状況には「向いている人」と「向いていない人」がいます。向いていない人は、決して無理をしてはいけません。とても対応しきれません。「気にしぃ」な人に「大丈夫」という言葉はもう無効ですから(大本営と東京電力のグズグズ後出しジャンケン発表が、そうさせました…非常に残念です…)安息を得るためには、耳を閉じて情報をシャットダウンするか、西に逃げるしかありません。しかしどちらも、この現代社会では非常に難しい。こりゃ袋小路です。首都圏でうつ病の患者さんが今後急増することだけは間違いありません。下手すると、放射能そのものによる健康被害よりも、ストレスによる健康被害の方が大きくなりそうです。後世の医者に、「放射能うつ」とでも名付けられるのでしょうか。
ちなみにねじ子は、馬鹿ばかしさの真っ只中で犬死にしないために、こんな時こそエロ満載の同人誌とか読んでますよ。どうせだからこの機会に、よしながふみ先生の買いそびれていた同人誌を全部買おうかと思っているくらいです。こんな時こそ、趣味。こんなときこそ、いつもやっている娯楽を、きっちりやろうぜ。それが陰鬱を避ける、唯一の方法だよ。現実逃避ばんざい!