2009年・俺コンランキング
2009年・俺コンランキングはこれだ!!
※俺コンランキングとは2009年に見たり聞いたりしたものの中から勝手に自分内でランキングを付けたもの。独断と偏見に満ちている。しかも必ずしも 2009年に発表されたものではなかったりもする。
2009年俺コンランキング・TV番組編。
第一位 ゴッドタン
二年連続。ねじ子は今、ゴッドタンと銀魂とオードリーのオールナイトニッポンのために一週間生きている。今年最高に笑った企画順に①団体芸サミット②大声クイズ③マジ歌選手権(森三中の出た回)でした。
第二位 スクール革命!
今二番目に楽しみにしているバラエティ番組。あ、一番はゴッドタンね。ザキヤマとオードリーとウッチャンという、非常に強力なレギュラーラインナップ。力のあるゲスト。練られた企画。エロでも下ネタでもホモネタでもイジメまがいの集団芸でもない、トークだけなのに面白い。それがすごい(ゴッドタンはエロと下ネタを取り上げられたら死ぬ。)日曜昼下がりとは思えないクオリティだ。この番組において、ジャニーズのアイドル達は職場の華である。可愛くて、気立てもよくて、いつもニコニコしていて、宴会の時には歌を歌ったりして、踊ったりもして。時々すごく気の利いたことを言ってくれたりして。最高だ。何の文句もない。まさにアイドルに相応しい存在だ。最後に挟まる5分程のステージも、こんな豪華な番組を楽しめるための税金だと思えば、何の苦もない。それどころか、毎週楽しみにしている。オーディションで受かった高地くんのぎこちないダンスがどんどん上手くなっていくのを。だから、頼むから、オリジナルの歌を歌ってくれHey!Say!JUMPよ、NYCboysよ。アルバムの知らない曲でもいいから。コラボとか言って、先輩達の曲にかぶせて歌うのはもったいないよ。どっちも楽しむことができないじゃないか。Jrじゃないんだから、オリジナルの曲がたくさんあるんだろうから、自分たちの歌声で自分たちの曲を歌って踊ってくれよ。どんなに駄曲でもかまわないんだよ。はじけてくれよ!私はそれこそが見たいんだよ!!今の状態では、嵐だのカツーンだのの人気者の先輩の映像と、平成 Jumpの映像のちゃんぽんで、歌声もちゃんぽんで、正直どちらも楽しめない。どっちかにしてくれ。ていうか、平成Jumpの番組なんだから平成Jump だけにしてくれ。
しかしこの番組を見るに、どうして同じような時間帯で同じようなアイドル番組だったはずの「ハロモニ@」があんなに悲惨な状況になっていたのか、深く考えさせられたねじ子であった。
第三位 IPPONグランプリ
松ちゃんは「日本において日本人が笑う」ということを、極限まで考え詰めている人だと思う。そしてそれを日本で一番上手に表に出している人だと思う。真剣に考えることではないと思われていることを、真剣に考えている。(真剣に考えないからこそ笑いだ、という考えもあるし、笑われてナンボ、馬鹿にされてナンボ、という人もいるし、正直、本当に馬鹿にしている人だって多いからなー。)『遺書』で書いていた野望を二十年かけて徐々に実現してきている姿は、感嘆に値する。この日本で今、一番面白いのは誰か?それをわかりやすく勝負する場所を作りたいと、松ちゃんはずっと書いていた。どういうカタチにすれば、本当に面白い人が視聴者にもわかるか。それをずっと考えている、と言っていた。私が『週刊朝日』で読んだときのコラムでは「やっぱり大喜利しかないんやろうか?悩む」というような内容で、終わっていたと思う。それから二十年あまり。M-1(漫才)、キングオブコント(コント)、すべらない話(エピソードトーク)と、松ちゃんはそれぞれのお笑いのジャンルにおいて「その場その時に一番面白い人」を選び出すショーを実現させ、あまつさえそれらすべてを商業的に成功させている。生き馬の目を抜く、ペンペン草しか生えていなかった荒地に、新たな秩序を作り出そうとしている。そして、今回、ついにガチンコの大喜利の大会だ。初志貫徹とはこのことである。
ねじ子は大喜利大好きなので、素直に嬉しい。笑点もケータイ大喜利も大好きだもん!出演者みんな面白かった。次が楽しみだ!バカリズムさんはアイドリング!の司会と日本地図のネタしか知らなかったので、私の中で大いなる収穫だった。本当は松ちゃんにも大喜利の席に座ってIPPON!狙って欲しかったけど、一人ごっつで昔散々やってたから、もういいのかな。
第四位 5時に夢中!
東京MXテレビのワイドショー番組。もろ、ローカルで斬新な切り口の番組です。マツコデラックスさんと岩井志麻子さんと中瀬ゆかりさんと、西原理恵子さんのギャグみたいな高須クリニックのCM見たさに、みています。
第五位 銀魂でした。ていうかマジで終わっちゃうの?いつもの終わる終わる詐欺じゃないの?狼少年のところに本当に狼が来たの?
2009年俺コンランキング・音楽編。
第一位 WAO! ユニコーン
おっさんになって帰ってきてくれたユニコーン。年を取って、さらに自由。若さ故のこだわりやわだかまりやトンガリがなくなって、やり放題。当時は決してやらなかった「お揃いのファッション」を毎回毎回毎回着て、ノリノリで演奏。しかもみんなベテランだから、演奏がハンパなく上手いんだ。そして復帰第一作シングルに選んできたのが、フロントマンであるところの民夫の曲ではなく、アベちゃんの曲。民夫、へんな楽器ポコスカ打ちならしてコーラスしているだけ。自由だなぁ。普通は「やっぱり民夫の歌で。わかりやすいですし…。」とかなるもんだよ。人間というものは、年を取れば取るほど実は自由になる。偏見やしがらみから、自由になるはずである。それを再認識させてくれて嬉しい。全員ソロでやりたいことやって、取れるトゲも取れて、尖るべきところはさらに尖らせて、阿呆なおっさん五人組が帰ってきて、本当に嬉しい。そして相変わらず全力に馬鹿で、本当に嬉しい。ライブでのハジけぶりを見るに、まだまだこれからも続けてくれそうでさらに嬉しい。ロックンロール最高。バンド最高。ちなみに不肖ねじ子は清志郎逝去のニュースが出た直後のさいたまスーパーアリーナへ行ったのですが、会場前はずーっとずーっとRCと清志郎の音楽が流れており、一曲一曲終わるごとに会場から自然に拍手が沸き起こっていました。悲しいながらも、とても厳かで穏やかなロック好き達の空間でした。
第二位 SATSUGAI/甘い恋人
漫画「デトロイトメタルシティ」がアニメと映画になって、歌詞しかなかった曲が、歌になった。あのバカバカしい歌詞があんなに良い曲になるとは。デスメタル好きの方に言わせればデスメタルではないようだが、デスメタルよくわかんないねじ子的には大満足である。SATUGAIはアニメver、甘い恋人はカジヒデキ君のやつが好きだ。私が濡れ描いていた(©社長)よりもずっと良い出来だわ。DMCを読んで以来、フリッパーズや小沢健二やピチカートの曲を耳にするたびに「ファック!ファック!ファーーーック!こんなんじゃアタシは濡れねぇんだよ!」という社長の叫びが脳内に木霊して困っている。
第三位 ドンスカパンパンおうえんだん
教育テレビは、毎月毎月たくさんの新曲を、良質なPVやダンス付きで、密かに垂れ流し続けている。ものすごく、密やかに。客は親子連れ、もっと正確に言えば小学校までの子供とその両親のみだ。それ以外の耳には、一切届かない。滅多なことがない限り(だんご三兄弟などの大ヒット)届かない。でも、その楽曲群のクオリティは果てしなく高い。
第四位 瞬間speechless KREVA
日本語ヒップホップはあまり詳しくありません。でもRIP SLYMEとKREVAさんの曲は心地よく聴いております。この人選からもう、日本語ラップにあまり明るくないことがバレバレというものでしょう。と、いうわけでKREVAさんのこの曲が、今年のミュージックステーション一年通してのベストアクトでした。
第五位 NYC NYC boys
バランスがいい。右端のイケメン、センターにオールマイティーの一番人気、左端に歌唱力の高いチビッコのかわいこちゃん。これ男女問わず三人トリオの黄金律だ。少年隊とかキャンディーズとか第一期プッチモニとか。Nの格好いいお兄ちゃん(中山優馬くん)は二枚目過ぎて、ピンで真ん中で張っているとなんかこっちが照れちゃうんだよ。格好良すぎて。でも右端にいると、とても映える。というわけで、期間限定派生ユニットなんだろうけど、とてもバランスのよい編成だと思う。よく見るとboysの皆さんも平均値が高かったりして、実はJrの中でも人気の子だったりして、高地くんは見るたびに踊りが上手くなっていて。これはコアなファンの皆さんの女心もきちんとくすぐる構造になってるな。さすがだ。ちなみにMステで聴いたねじ子ジャニーズ楽曲ランキングは①NYC(NYC boys)②スーパースター★(SMAP)③Believe(嵐)④恋の ABO(NEWS)⑤GUILTY(V6)でした。
今年は以上。ちなみに今年のハロプロ楽曲ランキングは①流星ボーイ(Berryz工房)②はぴ☆はぴサンデー!(月島きらり)③はじめての経験(真野恵里菜)④ぁまのじゃく(S/mileage)⑤私の魅力に気付かない鈍感な人(光井愛佳)でした。
真野ちゃんは可愛いし、今時「超ド級清純派で攻める」という姿勢はむしろ、新しいと思う。狙いは好きだ。しかし、肝心の真野チャン自身が(音楽ガッタス時代からそうだが)自分の置かれている環境に戸惑っているように、私には見える。それが非常に残念だ。平成も22年の今時に1970年代のような清純派をブッ込むには、本人によほどの決意とド根性と精神的タフさが必要だ。パラドキシカルだが、本当に清純な人は清純「派」にはなれない。清純派を貫くだけのぶっといぶっとい根性が必須なのだ。「地獄に堕ちても清純派になってやる」というような覚悟を持った確信犯でなければ、清純「派」を貫くことはできない。同姓に叩かれる危険が非常に高い「清純派ぶりっこ」を維持できないのだ。頑張って欲しい。