新刊『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』発売です
こんなご時世ですが、商業の新刊が2020/03/27に発売となりました。
『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』
よろしくお願いいたします。
流行に合わせたサイケデリックな書籍デザインを、照林社編集部の皆さんと、ハロヲタ仲間のデザイナーさんが可愛く仕上げてくださっています。
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今回のテーマは「精神」です。
「おや。この人、言動や行動が少しおかしい?精神疾患かも?」と感じる患者さんが現れたとき、医者が頭の中でどう考え、どう診断し、どう行動していくのか。その過程についてイラストと文章で書きました。「手」の技というよりも「脳」の技と言ったほうがいいかもしれません。
いつものシリーズと同様に、この本も「何も知らない研修医が当直させられた、または外来させられたときになんとか対応できる知識」を目指しています。ナースさんなら「1年目ナースが外来や当直で突然遭遇した不測の事態にも、なんとか対応できる程度の知識」が目標です。
「医学」という学問自体の初心者・初学者に向けた内容ですから、精神医学や臨床心理学の専門家を目指す人にとっては内容が薄いと感じられることでしょう。「当直をのりきる」以上のことをしたい方は、この本を読んだ後にぜひ専門書にあたり、各疾患の知識をもっと掘り下げていってください。「自分や家族のかかってる病気について詳しく知りたい!」という一般の患者さんや御家族には、講談社の『健康ライブラリーイラスト版』をおすすめします。
精神科の看板をまったく掲げていない場所でも、「この人はどう考えても精神疾患だ……」と感じる患者さんは日々我々医療者の前に現れます。そんなとき、本書の知識が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。(2020/03/28)
※この本は 同人誌『平成医療手技図譜 精神編』と『心療内科編』を合冊して加筆修正した内容になります。