『人が病気で死ぬワケを考えてみた』
2014年11月14日、一般向けの健康書として『人が病気で死ぬワケを考えてみた』という本を出すことになりました。主婦と生活社さんです。1000円に消費税がついて1080円です。タイトル通り、人がなぜ病気で死ぬのかを書きました。夏のコミケで出した『ドキッ!こういうのが死因なの?』に加筆修正したものです。
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①ワクチンと抗生物質が発見されるまでは人類の死因のほとんどを占めていた「感染症」
②現在の日本人の死因のトップである「がん」
③日本人の死因2位である心臓疾患と死因3位である脳血管疾患をひきおこす「生活習慣病」
この3つについて、それらがどう発生し、どう治療し、それでも治療が効かなくなって死んでいってしまうのかを、イラストと文章をまじえて描きました。病気なんてこの世に存在しないかのように暮らしている若い方々にも「ためになる雑学」として読めますし、今まさに必死に闘病している方やそのご家族にも、きちんと読んでいただける内容を目指しました。
当初は、私が看取っていった、がんで亡くなった患者さんたちのことを思って描いていました。2014年3月につんく♂さんが喉頭がんであると発表されてからは、勝手につんく♂さんのことを考えながら描いていました。そして2014年夏、エボラ出血熱がアウトブレイクをむかえ、にわかに「感染症」が注目トピックになっています。当初は「感染症のページ数がずいぶんかさばっちゃったけど、大丈夫かな。今どき感染症じゃあまり人は死なないし、読者さんもそんなに興味ないだろうな……」と思っていたのに、世の中わからんものです。
一般書を出すのは初めてなので少し緊張しています。うー、心臓がポクポクしてきた。あ、もちろんこれまで私の本を読んでくださっていた医療従事者の皆さんにも、勉強になるし楽しめる内容になってますので、ぜひご一読ください。