生き残れ 星降る夜に 約束通り必ず会おうよ
おそらく世界中の医療従事者がそうであるように、2020年3月は私の医者人生の中で最もつらい1ヶ月でした。この過酷さはしばらく継続するのでしょう。ひょっとしたら、さらなる波が待っているのかもしれません。
欧米各国の医療従事者への感謝の拍手動画を見ながら私は今日一人で泣きました。
日本国内の拍手の動画は見つけられませんでした。そのかわりに、コロナ患者の出た病院や医療従事者やその子供への差別や偏見の記事は随所で散見されています。
私も夫も医者で、子供は小学生です。彼にはこの1ヶ月たくさんの苦労をかけました。彼は一言も文句を言わず、毎日変わる私達の予定にあわせてくれました。私の自慢の息子です。
日本において3月は年度末、4月は年度始まりです。新入や人事異動は予定通りやってきます。それらを決めた当時とは病院の様相が大きく変わってしまったにも関わらず。
感染の渦中にいる病院に入っていく人もいれば、出る人もいるでしょう。みんな様々な思いがあると思います。
正直に言うと私は少し疲れています。頑張りすぎてはいけないなぁと思います。
医療者の皆さん、みなで健康で、生き延びましょう。
来年はお花見ができたらいいな。
ディズニーランドにも行きたいな。
モーニング娘。のライブにも行きたいな。
(2020/03/24)